「あいうえお」の50音に沿った単語で、ハノイを紹介するシリーズ。今日は「く」。ハノイのクリスマス事情についてご紹介します。

ベトナムといえばその名の通り、社会主義国です。「ドイモイ政策」が広がっているとはいえ、大々的にクリスマスを祝うといったようなことはなんとなく行われないんじゃないか……というイメージがあるのではないでしょうか。というか、私はそう思ってました。

でも、実際住んでみるとですね、ハノイでは意外と皆さんクリスマスを楽しんでいる感じです。クリスマスイルミネーションやディスプレイもあちこちで見られますし、ケーキ屋さんにはクリスマスケーキも並んでいますしね。旧市街のHang Ma通りにはクリスマス向けの装飾がだーっと並びます。

ハノイ大教会もここぞとばかりにイルミネーション。これは2018年バージョン。

 

あとはですね、なんかハノイには「その時期になると必ず流れる曲」っていうのがあるんですけれども、クリスマスシーズンは間違いなくこの2曲。「Feliz Navidad」と「Mary’s Boy Child」です。これはもう異論の余地なく、クリスマス時期の鉄板BGMです。カフェやレストランはもちろん、ブティックやそこいらの何屋さんかわからないような小さい店でも確実に流れてます。家を一歩出れば「Feliz Navidad」。角を曲がれば「Mary’s Boy Child」。一日通してどんだけ聞かされるんだよ!ってくらい。あまりのリピート具合に「もう、マジで勘弁してください」とBGMの神様に懇願したくなるほどです。街中がこの2曲に支配されていると言っても過言ではない。興味のある方はYouTubeで検索してみてください。私は久々に聞いてみたものの、前奏だけで「あーおなかいっぱい!」となりました。

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