以前、Facebookにて友人が、自身の誕生日に「Lv.●●(年齢)になりました!」と投稿しているのを見て、「おお!これは画期的!」と目からウロコが落ちる思いがしました。そうだよね、年齢が上がるってことはそれだけ経験値が上がるってことだもんね。それ以降、年齢はもう全部レベル表記でいいんじゃない、と思っている次第ですが、裏を返せばそういう意識そのものにエイジズムの影響があるんだよなぁ。アラサー、アラフォー、果てはアラフィフ、アラ還。どこまでいくの、このアラ縛り。今ぱっと調べたら「アラ古希」ってのもあるそうで。いや「アラ古希」ってさ。どういう文脈で使うの。「還」はギリギリ見逃してたけど「古希」が出てきちゃあ話は別だよ。

閑話休題。昨年は、全く予想だにしなかった1年となりました。でも、まぁそんな中にあっても変な反骨精神といいますか、「いいよ、それなら自分で新しいこと見つけてやってくからさ」というような、どんな些細なことであっても「新しいこと」に意識的に挑戦した1年だったなぁと思うわけです。水切りヨーグルトで抽出されたホエイを再利用して、牛乳からリコッタチーズを作ってみるとかね。ただ一方で、ここ数年を振り返ってみると、いつも「ここではないどこか」を目指していた気がします。それはそれで得るものもあったけど、精神的にはすこぶる目まぐるしい日々だったなぁ、と。誰からも頼まれてないのに、一人バタバタ。移動中のGrabバイクの後ろでじっと月を見上げることもしばしば。

まぁそういう経緯もあって、ちょっとこれからは、今いる場所や今手にしているものの価値をきちんと評価し、その上で新しいものに手を伸ばす、という風にシフトしていきたいと思っています。決して無欲になるわけではなく、向上心を失うわけでもなく。ただその前提として「今あるものへの感謝」というかな、そういう気持ちをベースに持っていたいということです。青い鳥は、実は身近なところにおるんやで。そんな感じで、新たなレベル獲得へ向かっていきたいと思っている所存であります。

牛乳から作った自家製リコッタチーズ。ミルク感がすごい。

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