今から3年ほど前、「人生の夏休み」的な感じで約半年間、ニュージーランドに滞在しておりまして。その際にせっかくなので、ってことでいろいろな場所を訪れたんですが、なかでも印象的だったのが「フカフォール(Huka Falls)」です。

フカフォールはニュージランド北島のタウポにある滝です。タウポは北島の中部にあって、オークランドからは飛行機で約1時間、車で約3時間の位置。 地熱地帯で知られるロトルアにも近いため、セットで訪れる観光客が多い場所ですね。タウポ湖も大変美しいのですが、それはまた別の機会に。

で、そのフカフォールの何がすごいって、もう水量がとてつもないんですよ。滝の様子をかなり近くで見られるのですが、「ゴオオオオオオオオオ!!!」という轟音とともに、とんでもない量の水が次々に流れ落ちていくのです。いや、流れ落ちているというか、地底から莫大な量の水が湧き出ているような錯覚に陥るんですよ。話によれば、水量は毎秒22万リットルだそうです。ひええ。この暴力的とさえ言える自然の力を前に、「畏れ」という感覚を、人生で初めて理解しました。

名前の「フカ」は、ニュージーランドの先住民・マオリ族の言葉で「泡」という意味だそうです。激しく泡沫を散らしながら在り続ける滝。まさにその名の通りです。一応、写真を載せますが、凄さが1/10も伝わらない。あー歯がゆい。ということで、機会があったらぜひ、おすすめです。

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