ベトナム料理、と聞くとフォーや生春巻きなどが思い浮かぶと思うのですが、日本食が寿司や天ぷらといった「おもてなしチック」な料理だけではないように、ベトナム料理にも家庭的なメニューはたくさんあります。その中で、これは一般的なレストランやビアホイなどには必ずあるでしょう!と言えるのが、空芯菜のにんにく炒め「Rau muống xào tỏi」です。「Rau muống(空芯菜)」「xào(炒める)」「tỏi(にんにく)」ですね。清々しいほどド直球な料理名です。東南アジアは空芯菜の登場率が高く、いろいろな国で似たような料理はあると思いますが、とにかくベトナムは「Rau muống xào tỏi」です。「ザゥ ムォン サオ トイ」と読みますが、ベトナム語をの声調を習得していないと、経験上100%通じませんのでご注意を。
こちら見た目もかなりシンプルで、ざく切りの空芯菜をざく切りのにんにくと炒め、ざくっとヌクマムで味付けしてあります。しかしながら驚くべきはその美味しさで、食欲をそそるにんにくの香り、そして空芯菜のほどよい油っ気と塩気で、ついついビールが進んじゃうよねーといった感じです。お値段も手頃で、ビアホイだと40,000vnd(約200円)くらいでしょうか。「こちら超高級レストランでござい」的なお店では置いてない可能性もありますが、街を歩いていて目につくようなビアホイには確実にあると思われますので、機会があったら試してみてくださいませ。