まぁ、ネタとしてはけっこう「海外あるある」だとは思うんですけど。
それにしてもハノイの飲食店に行くとですね、「これ見た目から入っちゃったなー」っていうメニューにけっこう出くわすことがあるんですよ。

でもね。海苔巻きがよくわかんないカリフォルニアロールになっちゃってるとか、カレーうどんのカレーが異様に水っぽいとか、
私が言いたいのはそんな小さなことじゃないんですよ。

では、一体どういうことかというとですね。

先日、家の近くの中華料理店に入ったわけです。ハノイって意外と中華料理店がないんですよね。
お隣が中国だからたくさんあるのかな?お盛んなのかな?と思いきや、探さないとないレベル。

で、無類の餃子好きの私としては「焼き餃子が食べたい」というわけで
メニューを見て、ビールとこれをオーダーしたわけです(白枠のメニュー)。

うむ。焼き餃子じゃ。
どこをどう見ても焼き餃子じゃ。4万ドン。約200円。

オーダー後、おもむろに運ばれてくるビール。潤うノド。

数分が経ち、お待ちかねの焼き餃…、焼き…

 

 

んん〜???

 

 

 

何コレ。

 

 

いや、本体が焼き餃子なのはわかります。
問題はそこじゃない、羽部分。ウイングパート。

 

これ…

 

薄焼き卵じゃね??

 

あろうことかですよ?焼き餃子の羽が。あの、焼き餃子の醍醐味ともいえる羽が。
薄焼き卵で再現されてるわけです。
羽部分、薄焼き卵。まじか。卵ウイング。

どうやって作ったんだよコレ。逆に聞きたいよ。
しかもなんで卵で再現しようと思ったんだよ。何から着想を得たんだよ。

てか、これを出してきたシェフをどうして誰も止めないんだよ。そもそも誰も焼き餃子知らないのかよ。
もう、いろんな感情が一瞬にして脳裏を駆け巡り、結局出て来る言葉が

 

「いやー、見た目から入っちゃったなー」

 

ね?言いたくなるでしょ?
でもこれ、ハノイではけっこう日常茶飯事です。

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