昨日は伯父の白内障の手術予告をしたが、明日は私が健康診断である。検査の前日にはおなじみ、「21時以降は食事をしてはいけない」ルールが発動するため、いそいそと19時過ぎには夕食を終えた。

今となってはややサボり気味ではあるが、少し前まで私はかなり厳格な糖質制限をしていた。そのため、病院からのお知らせで21時ルールを確認したところで「まぁ、この程度の食事制限はどうってことないな」とタカをくくっていた。そして時刻は21時を過ぎ、健康診断前に身を清めようと風呂に入った。

さて、そこからが問題である。風呂から上がった私は喉が渇き、いつものようにコップに手を伸ばした。そしてふと疑問が湧いた。「21時以降してはいけない”食事”に、水分は含まれているんだっけ」と。「血糖値への影響を制限したいわけだから、食事だけの制限でいいんだよね?あれ?水もダメだった……?」こんな状況でいきなり大問題である。いくら糖質制限をしていたからって、喉の乾きへの耐性はない。

予期せず「口渇感に耐える」という苦行モードを発動する羽目になるかもしれない状況に慄き、すがるようにお知らせの「受信前日」の項目を確認した。すると、そこには「夕食は21時までに済ませ、その後は何も食べないでください」の後ろに、「(お水は飲んでもかまいません。)」の文字が。慈悲深い御仏からのメッセージとも思えるカッコ書きの補足に心から安堵し、水を飲んだ。

一方で、「受診当日」の項目には「朝食は摂らないでください」の注意に続けて、「お水は飲んでも構いませんが、コップ1杯程度にしてください」と書かれていた。「かまいません」から「してください」へのテンションの飛躍。御仏の後ろから阿修羅の顔がチラ見えする。ということは、うっかり朝風呂なんてしようものなら、間違いなく口渇感にあえぐ羽目になっていたということだ。なんという運命の分かれ道。今日という日に風呂に入る決断をしておいて本当によかった。

勝って兜の緒を締めよ。人はいつ苦行モードに巻き込まれるかわからない。驕らず謙虚にすることの大事さを再確認した日であった。

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